遼　子　　　「 ふむ。まず、そのザムザという都市の状況を探らねばならんな・・・ 」

ルィンへン　「 はい。既に探らせています 」

カティア　　「 あの化け物を見た時に手配したのか。仕事が早いな！ 」

ルィンへン　「 今夜にでも報告があるでしょう 」



その夜



ティアラ　　　「 調べて来たよ！ 」

シャーリィ　　「 事態はかなり深刻だぞ・・・ 」

ティアラ　　　「 城塞都市ザムザは魔神の手に落ちました 」

アイリア　　　「 何だと！ 」

イライサ　　　「 イーリスとヴェーラ、あの二人を持ってしてもダメだったのか… 」

ラー　　　　　「 お師匠様・・・・ 」

ティアラ　　　「 あの二人は魔神に洗脳されているようだったよ 」

シャーリィ　　「 しかし、完全に洗脳されたわけでもないみたいね 」

遼　子　　　　「 どういう事だ？ 」

シャーリィ　　「 次々と村を占領してはいるが、死人は出ていない。
　　　　　　　　 村人を密かに避難させてから村を襲っているようだ 」

ティアラ　　　「 おそらく、ヴェーラが洗脳に抵抗出来たんだろうね。
　　　　　　　　 あの子精霊使いだから・・・
　　　　　　　　 でも、魔神の命令には逆らえないみたい。
　　　　　　　　 命令に背かない範囲で工夫してるっぽいよ 」

遼　子　　　　「 ふむ・・・ 」

―― 　会話は出来そうだな・・・ならば・・・

シャーリィ　　「 次はこの村に来るぞ・・・ 」

イライサ　　　「 ふん！そんなもの返り討ちにしてやるさ！ 」

遼　子　　　　「 んむ。しかし、洗脳されている者は救ってやらんとな・・・
　　　　　　　　 魔神さえ倒せば洗脳は解けるんだろう？ 」

ルィンへン　　「 そうですね・・・ しかし、かなり難しいですよ。
　　　　　　　　ある程度の犠牲は覚悟しないと・・・ 」

遼　子　　　　「 まぁ、何とかするさ・・・
　　　　　　　　この村に来るのはいつ頃になりそうだ？ 」

シャーリィ　　「 早ければ３日後 」

遼　子　　　　「 ３日か・・・よし！早速備えるぞ！ 」

イライサ　　　「 リョニア・・・勝算はあるのか？ 」

遼　子　　　　「 何とかする！私に任せろ！ 」

アイリア　　　「 どうするんだ？ 」

遼　子　　　　「 今夜酒でも呑みながら考えるさ・・・ 」


つづく




んー　やっぱり遼子ねーさんが仕切っちゃったぜ。
サキニとラーが主役なんだけどなぁ・・・
うまい言葉浮かばないし、楽な方に話が進んで行きます・・・・
妄想通りに表現するの難しいですな。
ｓｓ１枚だけでしたなｗ

次回は魔神側のを書いて、その次で作戦は明かさずにいきなり戦闘シーンにしちゃおうと思います。

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